ロシア発:古代のUFO出土?
シベリアの地下40メートルから、謎の円盤が出土したそうです。
石で出来た麦わら帽子にも見えますが、まずはこちらのソースを。
日本語版はこちらです。
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古代のUFO? シベリアの地下40メートルから謎の円盤が出土 | オカルトNEWS★かすぽ
個人的な結論から言います。
UFOじゃないと思います。
私は比較的、物事を信じやすく、周囲の友達から心配されるタイプの人間ですが、未確認飛行物体がUFOなのであって、ちょっと形が似ているからといって、何でもかんでもUFO扱いすると思ったら大間違いです。
そもそも、アメリカの実業家であるケネス・アーノルド氏が、1947年に「謎の飛行物体を見た」という記者会見をした際に、取材に来ていた記者が「フライング・ソーサー(空飛ぶ円盤)」という気の利いた表現を思い付いたってだけで、光る円盤ならDVDだろうがやかんのフタだろうが空飛ぶ円盤になるわけで、そんなもんはUFOでも何でもありません。
もっとも「アレはUFOだ! 確実に見た!」という時点で、もはや「未確認」ではないのでUFOにはなりませんから、マニアの間では未確認ではなくなったUFOを「エイリアン・クラフト」と呼ぶのだそうです。
とは言え、不思議な形をしています。
40mの地下から出てきたのですから、石工が加工の練習をしたってわけでもなさそうですし、ナベのフタの化石なら出土地点が少し浅すぎでしょう。
形状としては円盤です。
さきほどから連呼しているようにフタにも見えます。
しかし、あえて例えるなら「扉」ではないかと思いました。
トルコのカッパドキア(奇岩地帯で有名です)からは、30万人が暮らせるほどの地下都市が発掘されていますが、実は「円形のドア」とおぼしき石の円盤も見つかっています。
さらっと書きましたが、円形の出入り口にピタっと合わさる、ものすごい精度の円蓋です。
カッパドキアやモヘンジョ=ダロ(インド)では、古代に核戦争があったのではないかとまことしやかに囁かれているのですが、そのシェルターのドアに似ている気がするのです。
UFOを追い求めている私が、この記事を選んだのはここです。
モヘンジョ=ダロ付近では、土や砂が高熱に晒された際にガラス化するテクタイトが見つかっており、周辺住民が「ガラスになった町」と呼んで近づかないというバックグラウンドの元に古代核戦争説が唱えられました。
インドの叙事詩『ラーマーヤナ』『リグ・ヴェーダ』、『マハーバーラタ』には、核兵器の特徴と、その後の対応をする人々とも思われる表現がある為、急速に広まった説なのですが、どういうわけか現地には「ガラスになった町」の噂がまったくありません。
危険だから近づかないうちに忘れ去られてしまった、余所者には絶対に教えないのだ等の主張も聞かれますが、この説を提唱したデヴィッド・W・ダヴェンポート(英)、エットーレ・ヴィンセンティ&ピーター・コロシモ(伊)がかなり怪しい人物である上に、著作がほぼ現存していないのです。
当時の状況からして、発掘作業にはかなり資金が必要ですし、「それなりの成果」という人々の注目を集める論文も必要でしょうからねぇ…というのが否定派の主張になっています。
これについて、私は門外漢なので肯定も否定もしませんが、「シェルター」のような遺跡が残っているのは事実ですし、カッパドキアに行けば上だけ焦げていて、下がごっそり削られた奇岩が林立しているのは確かです。(これも地質学者は自然科学的、地質学的に「ありえないことではない」のだそうで…)
古代に核戦争が出来るとすれば、確実に地球人ではありません。
核戦争が無かったとしても、謎の構造を持つ巨大な遺跡をどうやって、なぜ作ったのかという疑問は残ります。
古代に宇宙人が来ていたような気が…いえ、そのように信じたい自分がいます。
でも、シベリアから出てきたあの石はUFOじゃないと思います。(ちっさいし)