ミステリーサークルは本当に人力?
ミステリーサークルは畑などに、一夜にして現れる謎の紋様です。
いたずら説・UFO説、色々と飛び出しました。
そんなミステリーサークルについて、msnのトピックに面白い記事が出ていました。
要約すると、30年前に頻発したミステリーサークルについて、英国の科学者がTV番組で検証したところ「これは本物ですね。人には作れません」と断言しちゃったら、あとから「オラ達が作りました」と2人の人物がネタバレした、というものです。
ミステリーサークルは、当初、単純な幾何学図形が多く、畑に丸だの二重丸だのが現れたというだけでした。
場所もイギリスの農村部が多く、確かに紐をくくりつけた板で踏みならしていけば作れそうなデザインばかりです。
実際、ネタばらしした2人も設計図に基づいて、そのように作ったと証言しています。
本当でしょうか?
後にミステリーサークルのデザインはどんどん複雑化していきます。
ジジイ2人が職人芸の域に達したと言えばそれまでですが、DNA構造や電子顕微鏡で見なければ分からないような生物の特徴、惑星配列など、常軌を逸した、それでいてメッセージ性のあるデザインも増えていったのです。
1974年、プエルトリコのアレシボ天文台から宇宙へ向けて(正確にはM13球状星団)、電波メッセージを送った事がありました。
距離から言って、届くのに2万3500年くらいかかるので、返信待ちにはだいたい290世代ほど必要になります。
(画像は『郡山市ふれあい科学館スペークパーク』様のHP内、「星の広場」で公開されているものです。→http://www.space-park.jp/events/tenmon/2006/0314/ )
これが2001年にお返事として届きました。
(画像は『ひろなの部屋』様から。→ http://moon.ap.teacup.com/hirona/314.html )
よく見ると分かりますが、人体図や惑星配列が違っています。
これも酔っぱらいのジジイ2人が作ったというのでしょうか。
すごい知識と考えられない作業スピードです。
また、板で踏みつけた畑の食物は茎が折れてしまって、収穫できないという被害を受けるのに対し、「本物」のミステリーサークルは茎が緩やかに曲がっていて収穫可能。
微量の放射線が検知されたり、その後の成長が早いなどの特徴も見られたようです。
現地に行けば分かりますが、そもそもミステリーサークルを作る「位置」まで、まったく足跡を付けず、つまり「余計な線」を作らずに畑を突っ切るのは不可能にしか思えません。
脚が枝のように細い生物でもない限り、特殊部隊でも無理です。
何より、ミステリーサークルは世界中に発現しました。
イギリスの飲んだくれジジイ2人が、
一晩の間に、
世界中を巡って、
板で踏みつけて、
夜明け前に帰ったということです。
各国の入管と空港はどういう対応をしているんでしょう。
断言しますが、空中給油機を当該空域に待機させ、音速で飛び続けるという荒技が可能な戦闘機に乗らない限り、間に合いません。
しかも、複座機です。
一体、ジジイどもの目的はなんなのでしょう!?
こうなるとミステリーサークルなんかより、件の2人の方がよほどミステリーです。
今も作り続けているという驚異的な体力も普通ではありません。
宇宙人よりも先に、こいつらを解剖した方が人類の長生きに繋がる気がします。
不思議なのは、世界中のメディアが一斉にこの情報を信じたことです。
ミステリーサークルの騒動に終止符を打つために、ニセモノだった、英国に制作者がいたという愚にも付かない報道をしました。
あえて、言いますが、学生時代いませんでしたか?
難しい問題を解けなくて、頭を悩ませた挙げ句、やっとのことで絞り出した答えが合っていようと間違っていようと「とりあえず解けた」と安心する人。
各国のメディアがこぞって、2人の酔いどれジジイにインタビューをしに行き、
当事者と報道スタッフの全員が、
畑の作物の茎を踏みつけながら、
「こうやって作ったのさ」という満面の笑みを撮影しに行くという、検証もへったくれもないコントを信じる人がいることも驚きです。