イギリス発:宇宙人は地球に来ている
ロズウェル事件(米)を始め、レンデルシャムの森で軍高官がUFOから降りてきた宇宙人と会談していた(英)など、地球外知的生命体がすでに地球へ来ているという噂は枚挙に暇がありません。
どこから?
どうやって来たの?
宇宙人にお会いした際、いろいろと聞きたいことはありますが、おそらく確実なのは乗り物がUFOだということでしょう。
駆動系と対G構造に関しては、かなり興味があります。
いくつかの映像を見る限り、急角度のハイGターンや、音速からの速度ゼロ(ピタっと止まる)など、中に生き物が乗っていたら、確実に血煙になっちゃうんじゃないかと心配な飛行をどうやって可能にしているのか。
ぜひとも聞きたいです。
だから、今日も夜空を見上げて、自転車とぶつかりそうになっているわけですが…。
前回「宇宙人が存在しそうな星」で、あれほど頑張って計算して、ちょっとイイカンジに「広い広い宇宙には、こんなに探す星があるんダヨ♪」ってまとめたっていうのに、グレートブリテンの物理学者、スタントン・フリードマン氏がさらっと言いました。
「あ、宇宙人はもう地球に来てますね。ってか住んでるのもいます」
(英紙『Daily Star』のサイトはちょい刺激的(性的な意味で)な記事も並んでいるので、お子様やお年頃の方の閲覧にはご注意下さい。)
日本語版はこちらです。
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フリードマン氏は物理学者であると同時に、UFO研究家としても有名です。
ロズウェル事件をほじくり反した最初のアマチュア研究家であったことは、あまり知られていないようですが…。
元々、件の事件は軍が「墜落したUFOと宇宙人を回収したよ」と発表し、マスコミがこぞって「UFOが墜ちたー! スクープ! スクープ!」と騒ぎ立てた、その翌日に「気象観測用(またはパラシュート実験用)の気球でした」と正反対の記者会見を開いて、そのまま終息したという片田舎の小さな誤報でした。
何十年も経ってから、突然の新展開を迎えるのですが、
データは古いし、
登場人物の記憶も曖昧になってきているし、
軍は知らんぷりするし、
落下地点に今、行ったところで石がちょいちょい積まれているだけだし、とUFO肯定派・否定派はもちろん、政府の陰謀説、軍の隠ぺい説まで出てくる一大センセーションを巻きおこしました。
UFO自体はメソポタミア時代から来ている可能性(古代宇宙飛行士説)を持っていますが、それもこれも「UFO=宇宙人の乗り物」という図式、地球の他にも知的生命体がいるのではないかという希望はロズウェル事件の掘り起こしから始まったと言っても過言ではないでしょう。
ネイティヴ・アメリカンが神話・伝説・儀式を代々、受け継いでいるのに対し、上陸組のアメリカ人は「ハンバーガーとジーンズしかオリジナルがない」と揶揄されるほど、歴史の浅い国家ですから、UFOに関する様々な記録自体が合衆国の神話と言えるかもしれません。
さて、話を戻します。
フリードマン氏は「エイリアンが地球に来ていることが公表されないのは、世界規模のパニックを誘発するからだ」と言っています。
パニック、起きるでしょうか?
私の周囲にこれを話すと「ウチの近所にはそこらの宇宙人よりも凶悪な顔をしている爺さんが住んでいる」派と「住んでいるなら住民税を払うべきだ」派の2つに分かれ、恥ずかしくて誰にも言えない結果が出ました。
しかし、「身近な存在ではない」という共通点があるから、こうしたパニックとは無縁の反応をしているような気がします。
毎日、乗る電車の中に宇宙人が、地球人とまったく同じ姿で紛れているとしたら?
私達よりも遙かに優れたテクノロジーを持っていて、ひょっとしたら思考を読まれているかもしれないとしたら?
人間が増えすぎた動物を間引くように…。
すぐ近くにいる人物が、実は宇宙人で、こちらにまったく気を許していなかったと仮定すると、確かにパニックは大きくなる気がします。
人類の歴史は淘汰の繰り返しで、文明の進んでいる方が遅れている方を蹂躙した例がいくらでもあります。
現代の日本でも、自分より上か下かでしか他人を見ることができない悲しい人はけっこういます。
さらに言えば、島国の日本では外国人が歩いているだけで物珍しいわけで、「空気を読む」などという風潮からは「皆、一緒じゃなければ気が済まない、不安でしかたない」といった協調性を通り越したヒステリックな心理さえ垣間見えます。
これでは宇宙人もおちおち出てこれないでしょう。
彼らの高度なテクノロジーを独占しようとする輩がいるとしたら、遭遇確率はもっとレアになります。
人類がもっと“大人”にならないと、宇宙人と手を繋いで歩ける日は来ないのかもしれません。